英語学習に文法教育は必要か?

英語学習に文法が必要かどうかという問題は長く議論されています。全く必要ないという論者もいます。

(文法教育・否定派):各氏の発言は参考情報として 後半に掲載します。

祐樹せつら氏:英語教育者

(文法教育・擁護派)

鳥飼玖美子氏:立教大学名誉教授

澤口俊之氏 :脳科学者

 

私の考え方は次の通りです。「文法は『言語を理解する為に』産まれましたが、文法が学派別の難しい学問になり、英語嫌いを生みました。難しい学問ではなく、日本語と英語の『本質的な仕組み・性格』の違いを知る『道具』を学びましょう。その為に、文法の基礎用語も使います。」(これだけ!英語の4技能 から引用)

 

文法は「言語の構造」を理解するために誕生したもので、外国語を学ぶ時には「言語の構造」の理解は当然必要です。しかし、その為に 「先ず 学者が使う 文法用語 を理解しろ」というので、解らなくなるのです。

学者が作る学説ですから、当然 用語は 取りつきにくいし、「英文法」の場合は英語で成立したGrammarからの翻訳が入りますので余計に分かりにくいのです。

 

To不定詞 とか 原形不定詞 とか言いますが 不定詞 ( infinitive )とは何のことでしょう。通常の動詞の使い方が、人称(私、貴方、彼ら・・)や 時制(現在、過去)などで定まるので「定動詞」です。それに対し、不定詞は人称や時制に「限定されない、つまり 変化しない」のです。日本語の感覚で言うと「不定」の逆で「最初から 定まっている」ようにも感じます。 このような厄介な言葉を覚える必要があるのでしょうか。

さらに厄介なのは、人称や時制に限定されない のは「不定詞」だけではなく、現在分詞や過去分詞も同じで、これらはまとめて「準動詞」と呼ばれます。

 

英語の使い方を覚えるだけならば、「動詞の『To形』 や『原形』は このように使う」 でいいでしょう。

現在分詞 と 動名詞 もそうです。「Ing形はこのような使い方がある」で良いと思います。

 

ゴルフのスイングを覚えるのに、200ページの技術書を先ず覚えるようなものです。2秒間のスイングを覚えるのに役立つとしたら、要点はA4・2ページでまとめないと無理ですよね。


というわけで 結論:
英語を学ぶには、英語と日本語の「本質的な仕組み・性格」の違いを知りましょう。難しい文法用語はある程度やさしく言い直して、必要な分だけ理解しましょう。

 

(参考情報)各氏の意見内容:

 

祐樹せつら氏:英語教育者

「英文法を知らなくても」英語は話せるということです。これは僕が勝手に言っていることではないです。
世界の人が証明してくれていることですのでね。いわば世界の常識です。

英文法は、解説にハマると手がつけられなくなります。なぜなら英文法はしょせん、学者が勝手に作った後付けルールだからです。穴だらけのルールなので、真面目に取り組むと馬鹿をみます。あくまで「参考」と捉えるのが正解。(同氏のメールマガジンから。)

 

鳥飼玖美子氏:立教大学名誉教授

それでも、やはり文法規則は知っている必要があるのです。なぜって、知らないとセンテンスを組み立てられないし、センテンスを作れないとまともな会話ができないからです。(著書「本物の英語力」から)

 

澤口俊之氏:脳科学者

2018年6月13日のホンマでっかTVで「むしろ今までの研究では文法を学んでいた方が後々会話力が伸びるということが判っている」と発言。

 

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