小学生、中学生に 英語の 発音を教える方法 1。

  1. 小学生、中学生 あるいは 英語が苦手な大人に発音を教えるにはどうしたらよいでしょうか?英会話を習っている小学生を見ると、自信がつかない生徒さんは、一つ一つの単語の読みがしっかり定着していない所にあるようです。(私は、日本語が定着した小学校4年生~成人だけに教えています。)

では単語を教えるのに、意味は日本語で説明しますが、発音はどのように教えるのが良いでしょうか?

  1. 第1段階は日本語にない子音の入った単語を覚える、第2段階は日本語にない母音を覚えるとします。ここでは第1段階の突破を考えます。

  2. 最初に生徒に理解してもらうのは、「文字の名前」と「音」の関係です。日本語は「文字の名前」と「単語に使った時の文字の音」が同じです。英語は「文字の名前」と「単語に使った時の文字の音」が違う場合が多数をしめます。

アルファベットのAは名前が「エイ」、単語に使われると「アとエの中間ae」「弱いア」「エイ」などの音になります。

アルファベットの K は、日本語で説明すると、名前が「ケイ」で、音は「ク(のどで息だけを出す)」「ケイ」「無音」などに なります。

  1. 文字と音の関係が整理された日本語で育った日本人が、英語のように文字と音の関係が整理されていない言葉を習うのが難しいのは当然なのです。では何故、英語を学ぶかと言えば、18世紀・19世紀はイギリス、20世紀はアメリカ合衆国と英語を使う国が世界一の大国であったので、世界中に広がっており、海外と交渉するのに有効だからです。

  2. 聴いて覚えるのは、手元にPC、スマホ、タブレットなどがあり、OnlineのWeblio辞書などがある場合です。Native Speakersの発音に直接触れることができます。
    日本人の場合、いつも英語に囲まれている生活ではないので、記憶の定着のためには、辞書や単語帳のように綴り・意味・発音を書いたものがあると便利です。
    発音の手掛かりをメモしておけると便利ですが、発音記号を全て覚えるのも一苦労です。(国際音声記号では、英語は44音あります。)
  1. 「カタカナで覚えるのは絶対にやめましょう」 という論者もいますが、やはり習い覚えた日本語の力を借りる方が 実戦的 です。

「フォニックス読み」 を 提唱される方もいます。フォニックス(phonics)とは「文字の音を生徒に教える方法」を意味しており、日本ではカタカナで英語の音を教えようとします。しかし 日本語にない音については、当然ながら、対処できません。子音で言うと、綴りにr, f, v, th などの入った単語の発音です。

母音についての第2段階は事情がもう少し複雑ですが、これは第1段階を突破してから Try しましょう。

  1. ここで国際音声記号の表を見ましょう。

IPA 子音の表 

上段の6音が日本語にない子音です。

これらは音声記号ですが、通常のアルファベットも一部使われています。この中で、日本語にない6音を表す場合通常のアルファベット以外の音声記号は、次の2つです。

θ 舌先を上下の歯ではさんで息だけを出す。

ð  舌先を上下の歯ではさんで「ヅ」に近い音。

アルファベット26文字以外に、この2つの音声記号のみ覚えてもらいましょう。 [ŋ] については、[ング (-u)]  と表記すればよいでしょう。

  1. ここで提案するのは、カタカナとr, f, v, θ, ð の5文字で発音を記述することです。単語に th の綴りは頻出し、有声音と無声音の2種があるので、θ, ð の 2音は必要です。

think       [θインク (-u)]

that         [ðアット (-o)]  

read        [rイ-ド (-o)]

five         [fアイv]

very         [vエrイ]

となります。(-u) や (-o) は、日本語のカタカナが最後は母音で終わるので、それを取り除くという意味です。

[k] = [ク:ku] – [u] ということです。

カタカナから、英語の子音を推測する手掛かりになります。

生徒には、「慣れてきたら(-u) や (-o)は書かなくてもいいよ」と言っておきます。

  1. 他の単語も書いてみましょう。

hospital          [スピタル (-u)]

restaurant       [rストラント (-o)]

parking          [パーキング (-u)]

sports             [スポーツ (-u)]、より正確には  [ス(-u)ポーツ(-u)]

母音(正確には音節)が2つ以上ある単語では、アクセントの位置が判るようにしておきましょう。ここでは赤色で示していますが、他の方法でも結構です。
音が出せても、アクセントの位置を間違えると通じません。

  1. やや抵抗があるのは、カタカナのラ行の使用です。

日本ではローマ字として、ラ[RA], リ[RI], ル[RU], レ[RE], ロ[RO]と表記するからです。日本語のラリルレロは、舌先が上口蓋に接するという点では、英語の R/r (舌先はどこにもつかない)よりも L/l の音(舌先を上の歯の裏につける)に近く聞こえるので、ローマ字を ラ[LA], リ[LI], ル[LU], レ[LE], ロ[LO] と L/l の文字で表記してくれると便利です。しかし、そのように変更される可能性は少ない現状を考え、ローマ字との混乱を避ける思いが強ければ、r と l の発音・両方を教えて、カタカナとr, l, f, v, θ, ð の6文字で表記する事にしましょう。
その場合、hospital の発音表記は   [ホスピタ l ] となります。

  1. 第2段階(英語の母音)の突破については、「これだけ英語の4技能」を参照して下さい。

    (参考)

アルファベット26文字の「フォニックス読み」は次のサイトを参考にして下さい。
https://allabout.co.jp/gm/gc/376362/ 

但し、ここに紹介されている読み方だけではないので、注意して下さい。アルファベットの文字の名前で読む場合もあります。

また、日本語にない子音をカタカナで表記するのは明らかに無理があります。

「フォニックス読み」でGoogle検索すると、別のサイトも見つかります。

 以上

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